作品「嗜考食」のイメージ画像

嗜考食


福井萌会田寅次郎佐藤菜夏べジヒョン


私たちは毎日食事をし、栄養摂取としてのそれは生きていく上で必要不可欠です。しかし、日々の食事は単なる栄養摂取ではなく経験としての嗜好品の意味合いが強いのではないでしょうか。皆さんも友達や家族と食事に行く時、それは栄養摂取を目的としたものではなく同じ時間、状況といったその食事に付随する体験の共有を求めているのだと思います。

では、実際に食べ物を口にすることなく、付随する経験のみの食体験からそこで行われた食事を想起することはできるのでしょうか。これは鑑賞者の共感力を用いた新たな食体験装置です。この展示を通して皆さんの「食事」について考える機会になれば幸いです。それでは心行くまでお召し上がりください。

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