人と会うこと、密になることが避けられたこの一年。人の存在が数字でばかり捉えられたのではないでしょうか。
本作品『己化身(こけし)』は来場客が制作したこけしを展示する参加型作品です。また最終日には寺院にてこけしのお焚き上げを実施します。
「こけし」の誕生は平安時代に遡りますが、江戸時代中期頃に湯治客の子供や孫へのお土産や縁起物として浸透したと言われています。一方で時代を経るにつれ怖いイメージが付加され、可愛らしさと怖さの印象を併せ持つようになりました。
ずらっと並んだこけし、燃えていくこけしを見て、数字以上の何かを感じ取っていただければ幸いです。
なお、本ページでは1日ごとのアクセス数に応じて3Dこけしが増えていく様子を掲載します。ぜひweb版の『己化身』を体感してください。