SNSをはじめ、多くを見て多くから見られる現代社会。私たちは自分の感情をほったらかしにしてはいないでしょうか。この作品はそんな私たちの心の中で孤独になってしまった感情を謳歌する作品です。
ある一人が思いを綴る一部始終を映像で記録し、また別の一人がそれを読み上げ、一人がBGMとなる音楽をつけます。手元の動き、筆跡からは文字以上の様々な感情が溢れ、それを読む声と音楽からはまた違う感情が気配として現れます。
自分の思いを文字にした時、誰かの思いを声にした時、誰かの思いを誰かの声で受け取った時、主観と客観とが複雑に絡まり合う中で私たちは何を感じとるのでしょうか。