和菓子図像学とは、和菓子を図像学(イコノグラフィー)的に深読みする学問。
和菓子を抽象的なモチーフとして解釈し、それぞれの成り立ちにまつわる物語や、バックグラウンドに紐付けられた文化を暗喩的に導きます。
「和菓子図像学かるた」では、和菓子の形状や由縁のあるストーリーをモチーフ(図像)に翻訳し、絵札と読み札の関係性から逆引きして答えをたどります。
本展のために用意した形態は、
「公共の和菓子図像学かるた」です。
いつものかるたは、私的かつクローズドな属性の団らん。本作品は、通りすがりの誰もが参加できるパブリックアートのようなかるたです。オープンなメディアとしてのかるたの可能性を模索します。