リ(フォ)ホーム
滝本陸人・手島凜子・三島奈美
私たちはどこに「帰る」のだろうか? 自分の机に安心感を感じたり、家にいても落ちつなかったり、家から遠く離れた場所で « home »を感じたりする瞬間がある。私たちの心の奥にある帰りたい場所とはなんだろうか。« home »とは単なる建物以上の意味を持つ、心理的、社会的、感情的な要素が絡み合った空間だと我々は考える。それはつまり « home »は物理的な家、という住むための場所に限られず、居心地の良いコミュニティであり、心の拠り所であり、時に自分自身の内面を映し出すものであるということだ。帰る場所は、自分の価値観や感情、アイデンティティとも深く結びついている。この展示では我々の帰る場所を小さな箱の中にさまざまな形で表現する。我々の帰る場所を辿りながらあなたの帰る場所ついて共に思いを巡らせてみてほしい。