早稲田大学文化構想学部
クリエイティブメディアR&Dゼミ制作展
こころみる : ①ためしにやってみること。/②心(感情、意思、思いやり、情など)を見つめること。
「新しい日常」そういった言葉を耳にするようになったのはいつの頃からだったでしょうか。
瞬きするほどの僅かな時間のうちに、私たちを取り巻く環境は大きく変容しました。
ウイルスや人々の眼差し、距離や孤独。様々な物への思慮を突然求められ、辟易とした経験も少なくないはずです。
思えばこうした「見えないもの」に翻弄されてばかりの1年でした。
本展示では、そんな時代に生きる私たちが「見えないもの」をあえて立ち止まり熟考することをテーマにしました。
人はもともと日常に潜む気配や自然、超常の存在に思いを馳せ、目には見えない叙情を楽しむ力を持っています。そうした心の機微を作品を通して感じ取ってもらえたら幸いです。
本展示が、見えないものを見ようと試行錯誤する全ての人たちに寄り添うことができますことを一同こころより願っております。
Information
日時
2021.3.9 (Tue) - 3.13 (Sat)
11:00-17:00
場所
amu
東京都渋谷区恵比寿西 1-17-2
http://www.a-m-u.jp/
主催
早稲田大学文化構想学部
クリエイティブメディアR&Dゼミ
cmrd.seminar@gmail.com
監修
ドミニク・チェン准教授
※事前予約制 : 予約はこちらから
ライブ配信
3月13日(土)は11:00~15:00の間、作品を制作した学生による解説をYouTubeライブで配信します。
Special Guests
会期中は以下のスペシャルゲストによる講評の様子をYouTubeライブで配信します。
橋田 朋子さん
3月10日(水)11:00-11:50AM
早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授
2003年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業.2008年東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学.博士(学際情報学).東京大学特任研究員を経て早稲田大学表現工学科専任講師,2015年より同准教授.身近な人工物や自然物の固定概念を揺さぶり潜在的な可能性を引き出すAlternative Beingsのコンセプトに基づく研究・作品制作に従事.主な受賞は日本バーチャルリアリティ学会論文賞, 船井学術賞, Innovative Technologies.
塚田 有那さん
3月11日(木)11:00-11:50AM
編集者・キュレーター
一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)、編集した著書に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』(ビー・エヌ・エヌ)がある。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。
渡邉 康太郎さん
3月1日(金)11:00-11:50AM
コンテクストデザイナー・慶應義塾大学SFC特別招聘教授
東京・ロンドン・NYを拠点にするデザイン・イノベーション・ファームTakramにて、使い手が作り手に、消費者が表現者に変化することを促す「コンテクストデザイン」を掲げ活動。組織のミッション・ビジョン策定からコアサービス立案、アートプロジェクトまで。主な仕事にISSEY MIYAKEの花と手紙のギフト「FLORIOGRAPHY」、一冊だけの本屋「森岡書店」、日本経済新聞社やFM局J-WAVEのブランディングなど。同局で自身の番組「TAKRAM RADIO」のナビゲーターも務める(ドミニク・チェンさんも複数回登場!)。趣味は茶道、茶名は仙康宗達。問い合わせのあった書店のみで販売している近著『コンテクストデザイン』は、青山ブックセンターの2020年ランキングに、ドミニク・チェンさん『未来をつくる言葉』とともに上位にランクイン。
Credit